【新研究結果】頻尿になる真の原因とは？男性の頻尿に効果のある2つの方法を紹介します。

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監修いただいた専門家

名前：廣瀬茜 (ひろせあかね)
保有資格：薬膳漢方検定、漢方養生指導士中級
活動内容：尿トラブルや生活習慣病を始めとした様々な健康問題を抱えるお客様に、薬膳漢方の観点からカウンセリングを行なっている。

「頻尿対策いろいろ試したけど、ほとんど効果がなかった」という方は多いのではないでしょうか？それは原因に対する対策法が間違っているからかもしれません。

この記事では、頻尿の「本当の原因」と「最新の対策法」を紹介します。

頻尿の真の原因とは

実は男性頻尿の原因の約8割以上が「前立腺肥大」という病気によるものであると言われているのですが、頻尿に悩んでいる人の９割以上もの人がこの前立腺肥大の対策を怠っていると報告されています。

(構成統計協会　患者調査　2002年より)

真の犯人"前立腺肥大"とは

前立腺とは男性にしかない臓器のことで、膀胱のすぐ下にあり、尿道を取り囲うように位置しています。

実はこの前立腺は、40代頃になると肥大していき、尿道を圧迫するようになります。そうして、頻尿をはじめとした様々な尿トラブル(残尿感や過活動膀胱)を引き起こしてしまうのです。ちなみに、前立腺肥大症は５０代以上の男性の半数は患っている病気だと言われています。

放っておくとどうなる？

前立腺肥大症が悪化すると、手術をして切除しなければならなくなります。また、尿路感染症や膀胱結石などの合併症や、腎機能障害を引き起こす可能性もあります。そのため、一刻も早い対策が必要になります。

頻尿を改善する2つの方法

上記を踏まえ、頻尿の根本の原因である前立腺肥大に効果的な２つの方法「行動療法」と「薬物療法」を紹介します。

頻尿を緩和する"行動療法"

食生活の改善

肉、魚、卵、乳製品などの高脂肪、高タンパクの食事を続けていると、男性ホルモンが活発になり、前立腺肥大症になりやすいと言われています。そのため、肉中心の食生活の方は、野菜中心に変更することをオススメします。

積極的な水分摂取

頻尿が心配で水分の摂取を控える方は多いですが、水分不足は前立腺肥大に悪影響を与えるだけでなく、腎機能の低下リスクも高めると言われており、非常に危険です。一方で、水分を摂取すると尿の回数が増えてしまうことが心配な方も多いかと思います。そこで、これから紹介する「薬物治療」を併用して行うことをお勧めしています。

根本に働きかける"薬物治療"

薬物療法のメインとして、高コリン剤やβ3作動薬などの西洋治療薬が非常に有名ですが、ここでは特に漢方薬による治療について解説します。

近年注目される「漢方治療」とは

医師といえば、薬を処方するイメージが強いかと思いますが、原因不明の頻尿などに対しては漢方薬を用いるケースが多くあります。実際に９割以上もの医師が漢方薬を処方しているとのデータもあり、これまで何をしてもダメだったという方や、身体に気を使いながら対策としたいという方は漢方薬の活用をオススメします。