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2025年



監修いただいた専門家

名前:廣瀬 茜 (ひろせ あかね)
保有資格:薬膳漢方検定、漢方養生指導士 中級、生活習慣病アドバイザー
活動内容:膵臓病や糖尿病の生活習慣病を始めとした様々な健康問題を抱えるお客様に、薬膳漢方の観点からカウンセリングを行なっている。
廣瀬

こんにちは。漢方アドバイザーの廣瀬です。

本記事では膵臓病(すいぞうびょう)・膵炎に関する最新情報と対策法を解説していきます。

目次

  • 膵臓病を分かりやすく解説
  • 原因について
  • 膵臓病の症状
  • 膵臓の炎症は他の臓器に飛び火する
  • オススメの食べ物や対策法

膵炎・膵臓病を分かりやすく解説

膵臓(すいぞう)は胃の裏にある小さな臓器です。
膵臓は強力な消化液(膵液)を作り出し、消化酵素によって
食べ物の消化を促します。

また、ブドウ糖を調整するホルモンを作り
血糖値をコントロールする役割も担っていて、
膵臓を患うと、糖尿病への危険値が高まってしまいます。

膵臓病は膵臓への負担や、繰り返される炎症で発症してしまい、急な痛みで救急搬送される事も多いそうです。

細かく説明すると、膵炎(すいえん)は膵臓に炎症が起きている状態で、膵臓病(すいぞうびょう)は炎症が繰り返し起きることによって生じる病気です。

膵臓病は主に4つの病気に分類されます。
(クリックすると詳細が見れます)

激痛に襲われ、重篤化すると命の危険性がある
膵液中の消化酵素によって、すい臓自身が消化されてしまう病気。お腹や背中に激しい痛みが表れる。炎症が全身に広がってしまうと命にも関わる。

じわじわと炎症が進んで膵臓の機能がダメージを受ける
慢性的な炎症で膵臓の組織が少しずつ破壊される病気で、痛みの程度や症状は様々。やがて膵臓の機能が失われて、糖尿病や消化吸収障害を引き起こす。

健康診断で見つかりやすい
膵臓に伴って出来るものや腫瘍細胞が形成するものなど多くの種類があり、その性質も良性から悪性まで様々ある。

進行するまで症状が現れにくい
膵臓に発症する悪性腫瘍で、周りに広がりやすく、転移しやすいのが特徴。大きくなると不快な腹痛、黄疸、急性膵炎、糖尿病などが現れる。



原因について


膵臓病や膵炎は「慢性的な生活習慣」で現れるものと、「遺伝的な要因」で現れるものがあります。
膵臓病になりやすい人・膵臓の炎症が起きやすい人の特徴をまとめました。

週に3日以上は飲酒をする
油っこい食事が多め
肥満気味
ストレスを抱えている
運動不足
喫煙をする
糖尿病や胆石症
不規則な食生活
身内に膵臓病がいる
特に危険なのは習慣的な飲酒です
長年のアルコールや食生活によって膵臓に負担をかけ、膵臓病を発症してしまう方が20年前に比べて2~3倍ほど増えています。特に急性膵炎の年間患者数は6万人を超えているそうです。
糖尿病も合併しやすいので、血糖値が高い方は要注意です。


膵臓病の症状


膵臓病は気付きにくい病気の1つです。
少しでも違和感があった場合はすぐに対策をとる必要があります。
膵臓病にありがちなサイン
  1. 腹部の膨張、不快感

    →慢性膵炎、膵臓がんの疑い

  2. 胸焼け、胃もたれ

    →慢性膵炎、膵臓がん

  3. お腹を押すと痛む

    →急性膵炎、慢性膵炎、膵臓がん

  4. 食欲の減退、体重減少

    →慢性膵炎、急性膵炎、膵臓がん

他にも初期症状として嗚咽や吐き気、急な腹部や背中の痛みなどがあります。
症状を軽く見ていると、膵臓の炎症はじわじわと進行していることがあります。大した病気ではないだろう、と考えるのは大変危険です。

膵臓の炎症は他の臓器にも飛び火する!



膵臓病はとても怖い病気です。炎症が広がると命にかかわることもあります。肝臓、胃、脳、腎臓、肺など様々な臓器に、炎症が飛び火する(転移する)こともあり、炎症を繰り返さない事が非常に重要になってきます。

急性膵臓炎

一度急性膵炎になった方は慢性化しないよう、炎症を繰り返さないように十分注意しましょう。急性の場合炎症を鎮めるために1-2週間緊急入院します。1週間程度絶食をして膵臓を休め、回復食を食べれるくらいまで回復してから退院です。入院費は3割負担で25~35万程度が相場です。
その後アルコールを摂取すると再度炎症が起きてしまい、重症化する恐れがあります。

慢性膵臓炎

慢性膵炎の方は症状が軽度でも炎症は繰り返し起きていて、5年〜15年かけてじわじわと進行していくのでしっかり対策をとりましょう。医薬品の利用や、食事の見直しが必要です。症状がない方の方が進行していて危険度が高いと言われています。病院での主な治療法は「生活習慣指導」と「鎮痛剤」「膵酵素のサプリメント補給」です。消化に良いものを食べ、適度な運動を推奨されます。症状が悪化すると膵臓がんが疑われます。

膵のう胞

膵のう胞は健康診断で見つけやすいですが、習慣的な飲酒による慢性膵臓炎の方が多いそうです。良性のものが多く経過観察になりやすいですが、膵臓に炎症が起きている証拠なので、悪化や転移を防ぐ為にも炎症の緩解に努めるようにしましょう。膵嚢胞の入院期間は平均で16日程度、医療費3割負担で24万円ほどです。基本的に悪性の可能性や出血等がある場合のみ手術を勧められるようです。
緊急性ではない場合経過観察が推奨され、経過観察では生活習慣の改善案を提示されます。

膵臓がん

膵臓がんは発見しにくく、転移しやすいです。発見された時点で転移している事が多くあるので、少しでも症状があったり、血糖値が高かったり、急に糖尿病になった場合には早急に専門医を受診しましょう。


オススメの予防や対策法


まずは、炎症を起こさない事膵臓への負担を減らす事から始めてみましょう。

❶禁酒・禁煙をすること

アルコールと喫煙は膵臓にとって大敵です。長年の飲酒と喫煙で膵臓への負担が蓄積されています。慢性膵炎の場合、進行を早めてしまう恐れもあるので、すぐに禁酒・禁煙をしましょう。アルコールの習慣的摂取により膵臓に炎症が起き、他の臓器に飛び火してしまうので早急に禁酒する事が重要になってきます。

❷運動を習慣化する

運動不足は、肥満、糖尿病の原因になり、膵臓にも影響を及ぼします。膵臓病の予防にも、改善にも運動は効果的です。また、運動をすることでストレスも低減され、睡眠の質も上がり、自律神経も整います。自律神経のバランスが崩れると膵臓にも悪影響があるので、運動は一石二鳥です。ヨガに通うのが一番オススメです。ヨガは芯から体を温め、呼吸を深めてリラックスする効果もあります。週に3〜5回程度ヨガへ通ったり臓器に負担の少ない運動をしましょう。

❸食べ物や食べ方を気を付ける

膵臓は消化に大きく携わっている臓器なので、油っこいものは控える、食べすぎない、は前提として消化に負担をかけない食べ物を摂るようにしましょう。普段食にも五分粥がおすすめです。よく具に火を通した味噌汁やもずく酢も一緒に食べると非常に健康的です。血糖値が高い方は食前にお酢を大匙1杯摂取すると血糖値が上がりにくくなります。
よく噛んで、規則正しく3食とる事」を目標にしてみて下さい。

❹医薬品を試してみる

「医薬品」は、病気の診断、治療、予防または身体の構造や機能に影響を及ぼす目的で使用されるものです。特にサプリメントや運動などの対策をしても改善しなかったという方は、効果効能がしっかりと認められた「医薬品」を利用するようにしましょう。


膵臓病の医薬品は非常に数が少ないですが、すい臓炎の炎症緩解に効く漢方薬があります。漢方薬は選ぶメリットが多く、古来より長く使用されていて、効果効能も期待できます。

すい臓炎の炎症に効く漢方薬

漢方薬は効果効能を備えています。闇雲に対処しようとせず、薬を頼るのも一つの手です。特に膵臓病は炎症を緩解する事が大切です。効果効能で「膵臓の炎症に効くもの」をしっかり選びましょう。

すい臓炎の炎症緩解に


漢方薬の「糖尿病・すい臓炎の炎症緩解」に効く、威徳(いとく)がオススメです。


威徳はすい臓炎に寄り添って作られた独自処方の漢方薬です。
炎症緩解に特化した6つの生薬が入っていて、すい臓炎にしっかりアプローチしてくれます。

・すい臓の炎症を防ぎたい
・慢性膵炎、急性膵炎で心配
・炎症を再発させたくない
・糖尿病も不安

そういった方には向いている漢方薬です。

販売している場所は「和漢の森糸島薬店(福岡県糸島市)」で、威徳はオンラインショップでも購入可能でした。平日は電話相談も受け付けているので、症状を専門家に相談してみるのもいいかもしれません。こういった専門の漢方薬を取り扱う薬店は数が少なく、在庫に限りがある場合があるので不安な方は電話で確認をとりましょう。

平日10:00-17:00
0120-926-354




最後に


廣瀬

いかがでしたでしょうか?今回は膵臓病に関する予防法や対策法をご紹介させて頂きました。膵炎は完治の難しい病気ですので、根気良く向き合っていく必要があります。少しでも悩んでいる方のお役に立てれば幸です。


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